153・フローレンス・ワーナー
Florence Warner、47年、ジョージア州出身
コーラスワークで70'sあちこちで見かけた人ですが、本職はCMやTV畑の人らしくwikiにもそういう記載があります。74年にEpicから出たファーストは未CD化。トッド・ラングレンのあの曲をカヴァー。
Florence Warner - It Wouldn't Have Made Any Difference
80年代にはこういうダンサブルな曲も。
Florence Warner - I Miss Your Heartbeat 1981
152・ミリアム・バックハウス
Miriam Backhouse、
78年の「Gypsy Without A Road」(Middle Earth)でその種の英国フォーク愛好家に知られるようになった女性フォークシンガー。トラッドとオリジナルが半々らしいが、prodがサフロン・サマーフィールドということが注目の理由でしょうか。ロックでは全然ありません。
Miriam Backhouse - Gypsy without a road
151・リタ・ジーン・ボダイン
Rita Jean Bodine、
リタ・ジーン・ボダインは74年に20th Centuryから2枚のLPを出してる女性シンガー。日本盤も出てないし詳細不明ですが、短髪でマニッシュな風貌、音はソウル~ファンク的なニュアンスも感じさせます。バック・ヴォーカルとして名前を見た記憶がありますが、Discogにクレジットされたコーラスの仕事6枚のうち、4枚は知ってるんで、コーラスで活躍と言うところまでは行ってないですね。この曲はジョン・ハートフォード作のLP未収録のシングルでMORっぽい。
RITA JEAN BODINE "Gentle On My Mind / Roll The Holy Bones" 1976 *(Non-LP Single)
150・トニ・ワイン
Toni Wine、
Toni Wine、47年NY出身
60's米のソングライターでたまにシンガー。この人の一番有名な作品はマインドベンダーズやフィル・コリンズがヒットさせた”Groovy Kind Of Love”でしょうね。シンガーとしては架空のスタジオ・グループのアーチーズに参加してロン・ダンテ、アンディ・キムらと共に歌っております。ご主人は、南部白人ソウルの(と書くと語弊あるか?)チップス・モーマンでした。
Toni Wine - A Boy Like You (1964)
149・クリッシー・クエイル
英RCAにたった1枚LPを残して消えたデイライト(Daylight)というフォーク・ロック5人組がおりました。エレクトリックな曲はないものの、メンバーにはdsがいるので一本調子な弾き語りではない事が、僕にとって飽きさせない理由の一つになっていますけど、マイク・シルヴァーとクリッシー・クエイルの男女voが森の中で吹く風のように心地よいのです。イングランド南東部のコーンウォール地方のミッドランド出身のクリッシーはデイライト以前には地元ゼナーのフォーククラブで歌っていたり、COBと言うフォーク・グループ(未聴です)にいいたといわれてますが、デイライト解散以後どうしているのかさっぱりわかりません。
70年の歌声らしい。
The Seagulls Scream, Chrissy Quayle 1970
ここに少し書かれてます。http://kernowbeat.co.uk/daylight.html
148・レスリー・メンデルソン
Leslie Mendelson、77年NY出身
結局のところ、この人は「Swan Feathers」('09)しか?出してないんでしょうか?「ミュージック・マガジン」の輸入盤紹介のページの渡辺亨さんのレヴュー読んで気に入って注文した、白人女性sswのデビュー盤。同じ頃注目されてたダイアン・バーチに比べると、ブラックネスが薄く、いかにも70'sの白人ssw好きにはうれしいタイプ。僕は70's半ばのカーリー・サイモンを思い出しました。ロネッツの"Be My Baby"のカヴァー以外はほとんど自作。ロブ・マウンジー(kb)、ボブ・マン(g)、リック・ハモンド(b)、スティーヴ・ムスワン(g)らがサポート。"I Know You Better Than What"、"So Far So Bad"、"Turn It Over"の3曲がキラー・チューン。あれからもう10年もたってしまったのねえ。
Leslie Mendelson- Easy Love (acoustic)
147・マデライン・ベル
Madeline Bell、42年ニュージャージー州出身
渡英したのはいつか分かりませんが、ダスティ・スプリングフィールドのコーラスとしての仕事が最初だったのかも。60’sにはsswのロジャー・クックとブルー・ミンクというポップ・バンドでvoを分け合ったり、R&B~ポップなソロシングルを出したり、英ロックにゴスペル的な味を付与するコーラスワークなど多彩な仕事ぶりでした。この時代の黒人シンガーは皆ウィッグなんで、写真によっては別人なんですが、前歯の隙間がチャーム・ポイント(^^)です。ソロで一番有名なのはディー・ディー・ワーウィックが歌ったこれかなあ。
I’m Gonna Make You Love Me Madeline Bell