035・The 81 / Candy & The Kisses

キャンディーとスザンヌのネルソン姉妹とジャネット・ジョンソンによる黒人トリオで64年にフィラデルフィアのCameoからリリースしたデビューシングル”The 81”がヒットして注目されました。prodはジェリー・ロスで、ケニー・ギャンブル作品でした。今聞くとノーザン・ソウルっぽさが楽しい。

 


CANDY & THE KISSES - The 81

034・The Kind Of Boy You Can't Forget / The Raindrops

ジェフ・バリー=エリー・グリーニッチ夫妻が作ったデモテープの”What A Guy”('63,Jubilee)の出来の良さにそのままレインドロップスとしてリリースしたらヒットしてしまった(#38)というエピソードは有名です。調子に乗ってリリースした”The Kind Of Boy You Can't Forget”('63)は,#17まで上昇。グループとしてはエリーの妹ローラを巻き込んでトリオ編成とにおわせていたようです。62年に結婚したこの夫婦は2年たらずで別れるのですが、別れても一緒にコンビで曲を作り続けてます。

 


The Raindrops - THE KIND OF BOY YOU CAN'T FORGET

033・Dream Baby / Cherilyn

シェールの長いキャリアの中で、一番好みなのは初期のガール・シンガー~フォークロック風味(ソニー&シェール時代含む)です。64年にボニー・ジョー・メイスン名義でリンゴ・スター賛歌を歌ってデビュー。同じ年に本名のシェリリン(Cherilyn)で出したのがこの”Dream Baby”です。これはソニー・ボノ作品で、スペクター風味のガール・サウンドで甘酸っぱい魅力に満ちてます。


Cher - Dream Baby (1965)

032・That's How It Goes / The Breakaways

16人のメンバーがいたというヴァーノン・ガールズから派生したユニットがザ・ブレイカウェイズ。ブリティッシュ・ブロッサムズと言われたようにセッション、コーラスでUKガールズシーンで活躍。トニー・ハッチが書いた64年の””That's How It Goes(Pye)は、ゴージャスとしか言いようがない歌声と演奏。メンバーはヴィッキ・ヘイスマン、ベティ・プレスコット、マーゴ・クアントレルの3人。

 


the breakaways that's how it goes 1964 Cameo 45 C 323

031・My One And Only,Jimmy Boy / The Girlfriends

ダーレン・ラヴ以外のブロッサムズのメンバーが歌ったというガールフレンズ唯一のシングル。63年Colpixからのリリースで、ゴージャスなスペクター的世界。作者はデイヴィッド・ゲイツ。リードvoは後にハニー・コーンに加わるキャロリン・ウィリス。

 


The Girlfriends - My One And Only Jimmy Boy

030・We Love And Learn / Earl-Jean

クッキーズのアール・ジーン・マクレアのソロ曲でハーマンズ・ハーミッツのカヴァー”I'm Into Something Good”('64、Colpix)のB面。これまたゴフィン=キング作で、ボサノヴァ・タッチの少し大人っぽい曲。#38まで上昇。


We Love and Learn - Earl Jean 1964 Colpix – CP 729 ( W/ INTRO)

029・Bobby's Come A Long Long Way / Eight Feet

そもそも個人名なのかグループなのかもわからなかった謎のアーティストですが、66年にColumbiaから唯一のシングルを出した人たち。66年というとすでにガール・グループのブームは終わっていて、この時期のトレンドだったフォークロックに、こうした当時の感覚でオールディーズっぽいムードのガール・サウンドを絡め、スペクター風のアレンジでやったのは、なかなか心憎い(ケイクの”Baby That's Me”もそうですが)。曲はアル・クーパーと(ほとんどクーパーが書いたらしいですが)アーウィン・レヴィンの作。クーパーがディラン(このボビーとはディランらしい?)の”Like A Rolling Stone”('65)でオルガンを弾く前は裏方としてやっていたことは有名でした。”Bobby's Come A Long, Long Way”('66)は、鼻にかかったvoが可愛らしい名曲で、少なくとも僕の琴線に触れまくります。ちょっとヴェルヴェット・アンダーグラウンドの”Sunday Morning”風の部分も。グループに関しての情報は一切ありませんが、その昔M&M社の「Touch Of The Wall Of Sound」というブートまがいのコンピで知ったこの曲を、英Aceのスペクター風作品集「Phil's Spectre2」('05)で再会したときはしびれました。


Eight Feet - Bobby's Come A Long, Long Way (1966)