2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

035・The 81 / Candy & The Kisses

キャンディーとスザンヌのネルソン姉妹とジャネット・ジョンソンによる黒人トリオで64年にフィラデルフィアのCameoからリリースしたデビューシングル”The 81”がヒットして注目されました。prodはジェリー・ロスで、ケニー・ギャンブル作品でした。今聞くとノ…

034・The Kind Of Boy You Can't Forget / The Raindrops

ジェフ・バリー=エリー・グリーニッチ夫妻が作ったデモテープの”What A Guy”('63,Jubilee)の出来の良さにそのままレインドロップスとしてリリースしたらヒットしてしまった(#38)というエピソードは有名です。調子に乗ってリリースした”The Kind Of Boy You …

033・Dream Baby / Cherilyn

シェールの長いキャリアの中で、一番好みなのは初期のガール・シンガー~フォークロック風味(ソニー&シェール時代含む)です。64年にボニー・ジョー・メイスン名義でリンゴ・スター賛歌を歌ってデビュー。同じ年に本名のシェリリン(Cherilyn)で出したのが…

032・That's How It Goes / The Breakaways

16人のメンバーがいたというヴァーノン・ガールズから派生したユニットがザ・ブレイカウェイズ。ブリティッシュ・ブロッサムズと言われたようにセッション、コーラスでUKガールズシーンで活躍。トニー・ハッチが書いた64年の””That's How It Goes(Pye)は、ゴ…

031・My One And Only,Jimmy Boy / The Girlfriends

ダーレン・ラヴ以外のブロッサムズのメンバーが歌ったというガールフレンズ唯一のシングル。63年Colpixからのリリースで、ゴージャスなスペクター的世界。作者はデイヴィッド・ゲイツ。リードvoは後にハニー・コーンに加わるキャロリン・ウィリス。 The Girl…

030・We Love And Learn / Earl-Jean

クッキーズのアール・ジーン・マクレアのソロ曲でハーマンズ・ハーミッツのカヴァー”I'm Into Something Good”('64、Colpix)のB面。これまたゴフィン=キング作で、ボサノヴァ・タッチの少し大人っぽい曲。#38まで上昇。 We Love and Learn - Earl Jean 1964 …

029・Bobby's Come A Long Long Way / Eight Feet

そもそも個人名なのかグループなのかもわからなかった謎のアーティストですが、66年にColumbiaから唯一のシングルを出した人たち。66年というとすでにガール・グループのブームは終わっていて、この時期のトレンドだったフォークロックに、こうした当時の感…

028・Nicky / Bernadette Carroll

バーナーデッド・キャロルはエンジェルスやデリケイツにも参加してたらしいのですが詳細不明です。ニュー・ジャージー出身で”Party Girl"('64)の1HW。でも一番好きなんはボブ・ゴーディオが書いたフォー・シーズンズっぽい”Nicky"('64,Laurie)です。 Bernade…

027・Break-A-Way / Beryl Marsden

後にロッド・スチュワートらとのショットガン・エキスプレスやシー・トリニティで活動するマージー・ガール、ベリル・マースデンは小柄ながらパンチの効いたvoが印象的な人でした。トレイシー・ウルマンが80'sにカヴァーした”Break AーWay”は、オリジナルは…

026・As Long As You're Happy Baby / Sandie Shaw

”There Is Always Something There To Remind Me”の大ヒット前夜のサンディー・ショウの64年のシングルが、”As Long As You're Happy Baby”(Pye)。作者はいつものクリス・アンドリュースで、派手さはないけど英国調のガールポップを聞かせます。エセックス…

025・Mr.Lee / The Bobbettes

ボーベッツはNY出身の黒人5人組。”Mr.Lee”('57,Atlantic)は、ヘッ!という合いの手がカッコいいリズミックな名曲です。これはメンバー5人の共作になるオリジナルだとか。 THE BOBBETTES - "MR. LEE'' (1957)

024・Football Season's Over / Shelley Fabares

”Johnny Angel”('62)で有名な人ですが、個人的にはこの曲”Football Season's Over”(Colpix)。64年なんで後期の作品ですね。作者はデイヴィッド・ゲイツ。 Shelley Fabares - Football Season's Over

023・It's As Easy As 1,2,3 / Jill Gibson

ビーチボーイズがらみの曲という認識があったジル・ギブソンの”It's As Easy As 1,2,3”(’64、Imperial)。ジルは、ジャン&ディーンのジャン・ベリーのGFだったとか。何となく切ないメロディーです。 Jill Gibson - IT'S AS EASY AS 1, 2, 3 (1964)

022・Sh-Down Down Song / The Ginger Snaps

「Where The Gurls Are!」がらみでもう1曲。65年Dunhillに1枚出したっきりのジンジャー・スナップスの”Sh-Down Down Song”は、キュートなコーラスが印象的な曲。スローン=バリの作品とは気づかんかった。正式なクレジットはThe Ginger Snaps Featuring Dand…

021・Sneaky Sue / Patty Lace & The Petticoats

「Where The Gurls Are!」('84,Kent)という名コンピLPがありまして、ミック・パトリック監修で、僕は青山のパイド・パイパー・ハウスで入手したのですが奇跡の名曲ぞろい。その1曲目がパティ・レイス&ザ・ペチコーツの”Sneaky Sue”('63)でした。Kappに3枚の…

020・You'll Never Walk Alone / The Blue-Bells

61年にフィラデルフィアで結成されたブルー・ベルズは、パティ・ラベル、シンディ・バードソング(のちにシュープリームスに参加)、ノーナ・ヘンドリクス、サラ・ダッシュの4人組黒人グループ。62年の"I Sold My Heart To Junkman"のような元気系の曲よりも…

019・I Want You / Jeannie & Big Guys

ジーニー&ビッグ・ガイズとしてPicadillyから63~4年に2枚シングルを出した人。まあビートものでリードvoが女性というパターン。”I Want You”('64)は2枚目、軽いけど悪くないです。この後ソロになってシンディ・コールの名前でColumbiaに2枚シングルが続きま…

018・If You Love Me / Jackie Trent

ジャッキー・トレントは、ニューキャッスル出身のシンガーで、旦那のトニー・ハッチと組んで英国らしいゴージャスな音世界を彩る歌声を披露。日本では”愛の賛歌”として知られる”If You Love Me”('64,Picadilly)は、カスタネットが連打される英国流スペクター…

017・Devil In His Heart / The Donays

ビートルズがデビュー作で取り上げた”Devil In His Heart”('62、Brent)で知られるドネイズは、ミシガン出身の黒人4人組。62年の時点でロック的な演奏がジョージ・ハリスンの耳にとまったのでしょうか?これ以外はほとんど無名に近い人たちですが、リチャード…

016・It's Gonna Take A Miracle / The Royalettes

リトル・アンソニー&インペリアルズを手掛けたテディ・ランダッツォがprodしたボルティモア出身の黒人4人組ロイヤレッツといえば、ローラ・ニーロも取り上げた”It's Gonna Take A Miracle”('65,MGM)が代表曲。しっとりさも魅力です。 The Royalettes - It's…

015・The Wah Watushi / The Orlons

男性1人を含むフィラデルフィア出身の黒人4人組、オーロンズ。62年に出した”The Wah Watushi”(Cameo,#2)の楽しさはなかなかのもの。リードvoのロゼッタ・ハイタワーはソロになりました。 THE ORLONS the wah watusi

014・A Girl Is Not A Girl / Toni Wine

トニ・ワインは、60's米のソングライターでたまにシンガー。この人の一番有名な作品はマインドベンダーズやフィル・コリンズがヒットさせた”Groovy Kind Of Love”(歌詞はキャロル・ベイヤー・セイガーが書いた)でしょうね(71年に自分でも歌ってます)。シン…

013・Wonderful Summer / Robin Ward

初めて聞いたのはタツローさんのラジオでした。”Wonderful Summer”('63,Dot)は、永遠のサマー・クラシックともいえるキュートな歌声ですけど、後に回転数を変えて加工した歌声だったとして複雑な思いでした。ロビン・ワードは後に、ジャッキー・ワードとして…

012・Cast Your Fate To The Wind / Shelby Flint

若きジョニ・ミッチェルが憧れたそうな、カリフォルニア出身のシェルビー・フリントは清涼剤的なすがすがしさのフォーキーな歌声が印象的な人。58年にデビューし、旦那のバリー・デヴォーゾンのValiantレーベルから何枚かシングルが出ています。可憐で儚いウ…

011・Take Me To The Pilot / Birds Of A Feather

アイリーン(Irene)とドリーン(Doreen)のチャンター姉妹は、60's終わりにはバーズ・オブ・ア・フェザーと名乗ってガール・グループっぽいシングルを出してましたが、70's後半には、バック・コーラスやらディスコっぽいシングルで名前を聞くようになりました…

010・Home Of The Brave / Bonnie & The Treasures

フィル・スペクターのPhillesをメインレーベルとすると、傍流系のPhi-danから出たのがボニー&ザ・トレジャーズの”Home Of The Brave”です。バリー・マン&シンシア・ウェイル夫妻が書いたスペクタータッチのガール・サウンド。ボニーことシャーロット・マセニー…

009・Dark Shadows And Empty Hallways / Tammy St.John

タミー・セント・ジョンは、ロンドン出身でPyeに数枚のシングルを残して消えた人です。歌い上げる”Dark Shadows And Empty Hallways”('65)はとても14歳とは思えない、大人びたそして堂々たる歌声です。エンヤ的な透明感を感じますが、他の曲では年相応のおき…

008・Happy That's Me / Little Frankie

14歳の時に63年にチャイムス・フィーチャーリング・デニーズとして”Say It Again”を出してたマンチェスター出身のガール・シンガー。この頃はデニーズを名乗ってましたが65年にリトル・フランキーの名前でレインドロップスのカヴァー(” The Kind Of Boy You…

007・Let Me Get Close To You / Beverly Warren

エリー・グリーニッチのレインドロップスにもvoで加わったという話があるビヴァリー・ウォーレンの一世一代の名唱”Let Me Get Close To You”('65,Rust)は、ゴフィン=キング作品で、スキーター・デイヴィスのヴァージョンも可愛らしかったなあ。 Beverly War…

006・Walk Tall / The 2 Of Clubs

「Where The Girls Are Vol.6」('04,Ace)で知った2・オブ・クラブスは、シンシナティで結成された2人組。66年にFraternityというレーベルからリリースされた唯一のシングルらしいです。時代柄ビート感覚もありますし消え去るには惜しい! 2 Of Clubs Walk …