165・バナナラマ

ユーロビートに特化して全世界的にブレイクする前、このゆるい三人組は、80'sUKニュー・ウェイヴに花を添える癒し系でした。Londonから出たファーストは、ぶりぶりのアイドル路線の曲もありました。ファン・ボーイ・スリーとの共演シングルでは、合コンっぽいPVだったし、ホンダのタクトというバイクのCMに登場した事もありました。シヴォーン、カレン、サラの3人でシヴォーンがデイヴ・スチュワート(ユーリズミックス)との結婚で脱退、その後マーシー・レヴィことマーセラ・デトロイトシェイクスピアズ・シスターを結成、後2人で活動中。


Bananarama - Cheers Then (OFFICIAL MUSIC VIDEO)

164・メイ・マッケナ

Mae MacKenna

グラスゴー出身の英フォークロックでTransatlanticにLPがありましたコントラバンドの歌姫。なんといってもその澄んだ歌声が印象的な人です。その後ソロになって出したCDを1枚買いましたがエドガー・ウィンターやランディ・ニューマンジョン・レノンの有名曲のカヴァーはちょっとちがったかなあ。ちなみにアレックス・ハーヴェイ、ティア・ガス、マイケル・シェンカーなどのテッド・マッケナの妹です。


Contraband - On The Road

163・マーサ・ジョンソン

Martha Johnson、50年トロント出身。
カナダのNew Waveバンド、マーサ&ザ・マフィンズのkb,voとして80'sから現在まで活動。デビュー当時バンドには、もう一人のマーサ(・ラドレー)がおりました。日本ではVirgin傘下のDin Discから何枚かアルバムが出てましたがあまり覚えてない。初期のprodはゴング出身のマイク・ハウレット。81年には同じカナダ出身のダニエル・ラノワの兄弟がメンバーで加わった関係で、ダニエルprod作品もあるとか。この曲は79年のファーストに収録されてました。


Martha And The Muffins "Echo Beach"

162・カーメル・マッコート

Carmel

カーメル・マッコート(vo)をフィーチャーしたカーメルはマンチェスターで結成されたグループで、マッコートのジャジーな歌声が、シャーディーと同様80'sの英ソウル・ジャズシーンを彩りました。リリースはLondonで84年の”Bad Day”は、スティーヴ・ナイーヴ(kb)も参加したヒット曲。同時代のスタイル・カウンシルやワーキング・ウィークにも近いオシャレな音です。


Carmel - Bad Day

161・デビー・マクフィー

Debbie McFee、

10年前仲間内でやってたお題セレクト合戦で、小林さんが選曲したRFDは70's初めの米アシッド・フォークロックで07年に韓国Rivermanから世界初CD(音源)化されています。もともとはプライヴェート・プレスだったわけで、知らないだけで素敵な音楽はまだまだあると感じさせられた瞬間でした。まったくもって謎の多い1枚「Lead Me Home」ですがデビーさんの楚々とした歌声が気持ちいいのです。ちなみにご丁寧にオビがついたその紙ジャケには「じ・アル・エフ・デー」と書かれてました(日本のソフトロックファン(マニア)向けに出された感じありあり)。

 


The RFD - Loner (1971)

 

160・プリシラ・パリス

 

Love Priscilla

Love Priscilla

 

 

Priscilla Paris、
 
パリス・シスターズは、アルベス、シュレル、プリシラの3姉妹で、日本ではモコ・ビーバー・オリーブがカヴァーした”I Love How You Love Me”('62)が有名なガール・グループです。末妹のプリシラはソロになり、囁き唱法よりもどっちかというとジャズ系のヴォーカルとなるわけですが、これは67年に出た「Priscilla Sings Herself」から。
 

159・ジャスティン

ベスリン・ベイツ(Bethlyn Bates)、ヴァレリー・コープ(Valerie Cope)、ローレット・スティヴァーズ(Laurette Stivers)の3人の女性voをフィーチャーした5人組ジャスティンは、フォーク風味ですが、ジャジーな曲、ポップな曲もあるという具合で、Uniに1枚LPを出しています。ヒュー・マーフィーがprodした不思議なムードのグループです。男性メンバーには、ジャクソン・ハイツに参加するジョン・マクバーニー(g)がおりました。


Justine - Flying-Love You More Than Is Good for Me To

 

JUSTINE - DIGIPACK

JUSTINE - DIGIPACK