021・Sneaky Sue / Patty Lace & The Petticoats

「Where The Gurls Are!」('84,Kent)という名コンピLPがありまして、ミック・パトリック監修で、僕は青山のパイド・パイパー・ハウスで入手したのですが奇跡の名曲ぞろい。その1曲目がパティ・レイス&ザ・ペチコーツの”Sneaky Sue”('63)でした。Kappに3枚のシングルを残した黒人4人組。”Sneaky Sue”は、シャングスの”Leader Of The Pack”の線を狙ったいいメロディーです。Sshuー!ってところも。


PATTY LACE & THE PETTICOATS - SNEAKY SUE

020・You'll Never Walk Alone / The Blue-Bells

61年にフィラデルフィアで結成されたブルー・ベルズは、パティ・ラベル、シンディ・バードソング(のちにシュープリームスに参加)、ノーナ・ヘンドリクス、サラ・ダッシュの4人組黒人グループ。62年の"I Sold My Heart To Junkman"のような元気系の曲よりもしっとり系の”You'll Never Walk Alone”('63)の方が素敵。この時点で本格派というか完成された音楽性でした。その後シンディ抜きの3人でLaBelleとなり”Lady Marmalade”を大ヒットさせます('75)。

 


Bluebelles - You'll Never Walk Alone

019・I Want You / Jeannie & Big Guys

ジーニー&ビッグ・ガイズとしてPicadillyから63~4年に2枚シングルを出した人。まあビートものでリードvoが女性というパターン。”I Want You”('64)は2枚目、軽いけど悪くないです。この後ソロになってシンディ・コールの名前でColumbiaに2枚シングルが続きます。マーサ&ヴァンデラスもやった大好きな”Love Like Yours”('65)もシングルで。


JEANNIE & THE BIG GUYS- "I WANT YOU" (1964)


Cindy Cole - A Love Like Yours (Remember Liverpool Beat 115)

018・If You Love Me / Jackie Trent

ジャッキー・トレントは、ニューキャッスル出身のシンガーで、旦那のトニー・ハッチと組んで英国らしいゴージャスな音世界を彩る歌声を披露。日本では”愛の賛歌”として知られる”If You Love Me”('64,Picadilly)は、カスタネットが連打される英国流スペクター・サウンドですがとにかくジェントル!


If You Love Me JACKIE TRENT Stereo Remix Tom Moulton Video Steven Bogarat

 

 

017・Devil In His Heart / The Donays

ビートルズがデビュー作で取り上げた”Devil In His Heart”('62、Brent)で知られるドネイズは、ミシガン出身の黒人4人組。62年の時点でロック的な演奏がジョージ・ハリスンの耳にとまったのでしょうか?これ以外はほとんど無名に近い人たちですが、リチャード・ドラプキンという人のこの1曲でずっと語り継がれてゆくでしょう。リードvoはイヴォンヌ・アレン。

 


The Donays - Devil in his heart (1962)

016・It's Gonna Take A Miracle / The Royalettes

リトル・アンソニー&インペリアルズを手掛けたテディ・ランダッツォがprodしたボルティモア出身の黒人4人組ロイヤレッツといえば、ローラ・ニーロも取り上げた”It's Gonna Take A Miracle”('65,MGM)が代表曲。しっとりさも魅力です。

 


The Royalettes - It's Gonna Take A Miracle

015・The Wah Watushi / The Orlons

男性1人を含むフィラデルフィア出身の黒人4人組、オーロンズ。62年に出した”The Wah Watushi”(Cameo,#2)の楽しさはなかなかのもの。リードvoのロゼッタ・ハイタワーはソロになりました。


THE ORLONS the wah watusi