151・リタ・ジーン・ボダイン

Rita Jean Bodine、

リタ・ジーン・ボダインは74年に20th Centuryから2枚のLPを出してる女性シンガー。日本盤も出てないし詳細不明ですが、短髪でマニッシュな風貌、音はソウル~ファンク的なニュアンスも感じさせます。バック・ヴォーカルとして名前を見た記憶がありますが、Discogにクレジットされたコーラスの仕事6枚のうち、4枚は知ってるんで、コーラスで活躍と言うところまでは行ってないですね。この曲はジョン・ハートフォード作のLP未収録のシングルでMORっぽい。


RITA JEAN BODINE "Gentle On My Mind / Roll The Holy Bones" 1976 *(Non-LP Single)

150・トニ・ワイン

Toni Wine、

Toni Wine、47年NY出身

60's米のソングライターでたまにシンガー。この人の一番有名な作品はマインドベンダーズやフィル・コリンズがヒットさせた”Groovy Kind Of Love”でしょうね。シンガーとしては架空のスタジオ・グループのアーチーズに参加してロン・ダンテ、アンディ・キムらと共に歌っております。ご主人は、南部白人ソウルの(と書くと語弊あるか?)チップス・モーマンでした。

 


Toni Wine - A Boy Like You (1964)

 

http://www.spectropop.com/ToniWine/

149・クリッシー・クエイル

RCAにたった1枚LPを残して消えたデイライト(Daylight)というフォーク・ロック5人組がおりました。エレクトリックな曲はないものの、メンバーにはdsがいるので一本調子な弾き語りではない事が、僕にとって飽きさせない理由の一つになっていますけど、マイク・シルヴァーとクリッシー・クエイルの男女voが森の中で吹く風のように心地よいのです。イングランド南東部のコーンウォール地方のミッドランド出身のクリッシーはデイライト以前には地元ゼナーのフォーククラブで歌っていたり、COBと言うフォーク・グループ(未聴です)にいいたといわれてますが、デイライト解散以後どうしているのかさっぱりわかりません。


Daylight ~ Lady Of St Clare

70年の歌声らしい。


The Seagulls Scream, Chrissy Quayle 1970

ここに少し書かれてます。http://kernowbeat.co.uk/daylight.html

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148・レスリー・メンデルソン

Leslie Mendelson、77年NY出身

結局のところ、この人は「Swan Feathers」('09)しか?出してないんでしょうか?「ミュージック・マガジン」の輸入盤紹介のページの渡辺亨さんのレヴュー読んで気に入って注文した、白人女性sswのデビュー盤。同じ頃注目されてたダイアン・バーチに比べると、ブラックネスが薄く、いかにも70'sの白人ssw好きにはうれしいタイプ。僕は70's半ばのカーリー・サイモンを思い出しました。ロネッツの"Be My Baby"のカヴァー以外はほとんど自作。ロブ・マウンジー(kb)、ボブ・マン(g)、リック・ハモンド(b)、スティーヴ・ムスワン(g)らがサポート。"I Know You Better Than What"、"So Far So Bad"、"Turn It Over"の3曲がキラー・チューン。あれからもう10年もたってしまったのねえ。


Leslie Mendelson- Easy Love (acoustic)

 

Swan Feathers

Swan Feathers

 

 

147・マデライン・ベル

Madeline Bell、42年ニュージャージー州出身

渡英したのはいつか分かりませんが、ダスティ・スプリングフィールドのコーラスとしての仕事が最初だったのかも。60’sにはsswのロジャー・クックとブルー・ミンクというポップ・バンドでvoを分け合ったり、R&B~ポップなソロシングルを出したり、英ロックにゴスペル的な味を付与するコーラスワークなど多彩な仕事ぶりでした。この時代の黒人シンガーは皆ウィッグなんで、写真によっては別人なんですが、前歯の隙間がチャーム・ポイント(^^)です。ソロで一番有名なのはディー・ディー・ワーウィックが歌ったこれかなあ。


I’m Gonna Make You Love Me Madeline Bell

 

Bell's a Poppin'

Bell's a Poppin'

 

 

146・アネット・ブロックス

Annette Brox、

69年にMercuryに1枚出している英ブルーズ・ロックのマイナーシーンのスーパーグループの一つにスウィート・ペイン(Sweet Pain)がありました。基本となっているのはエインズレー・ダンバーゆかりの人たち。まずダンバーがジュニア・ダン(ds)の名前で、ダンバーのバンドのキース・ティルマン(b)、そしてヴィクター・ブロックスがサム・クロイザー(p,vo)の名前で、ジョン・ダマー・ブルーズ・バンドのジョン・オリーリー(harp)、後にタイタス・グローンのスチュワート・カウエル(g)そしてヴィクター・ブロックス夫人のアネット・ブロックス(vo)、コロシアムのディック・ヘクストール・スミス(sax)がメンバー。印象的なのはオリーリーの熱いハーモニニカで、それと張り合うようなアネットのvoも負けていません。


Sweet Pain - Sick And Tired [1969 UK]

145・ルーシー・カプランスキー

Lucy Kaplansky、60年シカゴ出身

94年にショーン・コルヴィンprodでデビューしたフォーク系ssw。ダー・ウィリアムズ、リチャード・シンデルとのクライ・クライ・クライでの活動も知られる人で巣が日本ではほぼ無名。僕はちょうどこういう新しい世代のsswにキョーミがあった頃ちょっと聞きかじってみたけど(2枚目の「Flesh & Bone」('96))あんまりピンと来なかった。


Lucy Kaplansky-The Thief