133・アンナ・リッゾ
Anna Rizzo、
昨日別のところでグルートゥナ(Grootna)の話を書いたのですが、こちらにも。繰り返しますけどt読まないかもしれませんので、そうした場合はグルーナですね。
71年にJAのマーティ・バリンのprodでColumbiaからデビューした6人組のシスコバンド。メンバーには後にマーティのボデイシャスDFに参加するヴィック・スミス(g)やエッグス・オーヴァー・イージーのオースティン・デローンの変名スリム・チャンス(g)、元カントリー・ジョー&ザ・フィッシュのグレッグ・デューイー(ds)らが参加。紅一点のアンナ・リッゾの歌声はグレイスほどではありませんが存在感あります。音的には当時のシスコの音で、泥くさいスライドの入ったブギ、ブルージーなものまで多彩。ジェームズ・モンゴメリー・バンドやアリス・スチュワートなどのカヴァーもやってます。一番お気に入りはジョーン・バエズ的なスチュワートのカヴァーの"Full Time Woman"で、リッゾの伸びる歌声が印象的です。当時日本盤LPがCBSソニーから出たかは不明。とにかく謎の多いバンドです。